電力・ガス取引監視等委員会
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電力・ガス小売全面自由化に関する消費者選択行動アンケート調査結果を取りまとめました

本件の概要

 電力・ガス取引監視等委員会は、平成28年4月、平成29年4月から始まった電力・ガス小売全面自由化の実施により、電力・ガス小売全面自由化が消費者に与える価値を分析するアンケート調査を国内の消費者に対しインターネットや電話を通じて本年9月に行いました。
 今回の調査結果を踏まえ、電力・ガス取引監視等委員会では、引き続き、電力及びガスの小売自由化に関する周知に取り組んでまいります。

1.調査結果の概要

  • 電力自由化について、内容を多少知っている需要家まで含めると79.5%と、前回(平成28年9月実施)より12.1ポイント上昇。ガス自由化については、今年の電力自由化の認知度よりは低いものの、昨年の電力自由化の認知度よりは高い。
     - 電力小売全面自由化の内容をある程度知っている(今回調査):79.5%
     - ガス小売全面自由化の内容をある程度知っている(今回調査):71.3%
     (電力小売全面自由化の内容をある程度知っている(前回調査):67.4%)

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  • 電力・ガスの購入先または料金プランの変更者は、「電力・ガス会社のホームページで料金のシミュレーションをした」人が多い(電気38.2%、ガス34.4%)。電気では前回調査に比べて「電力会社の公告・チラシ・DM等を見た」人が増加し(17.2%→24.3%)、比較サイトの利用者の割合が減少(34.0%→26.1%)。

  • 電力・ガスの購入先を変更したきっかけとしては、「今よりも安い料金プランがでたこと(電気33.5%、ガス33.9%)」、「今の料金が高いと感じたとき(電気27.1%、ガス23.4%)」が多い。ガスに関しては「電気を販売している会社がガスとのセット割を始めこと(33.1%)」が多い。

  • 変更した電気・ガスの購入先に対する満足度について、電気事業者を切り替えた人の約62.6%が10段階評価で6以上をつけた。(ガスの同割合は65.7%。)なお、電気・ガス共に満足している理由として、「月々の料金が安くなっている」としている人が多い(電気56.0%、ガス54.4%)。

  • 電力の購入先を変更しない理由としては、「メリットが分からない(38.3%)」、「なんとなく不安(28.6%)」が多い。前回調査に比べ、「メリットが分からない(44.0%→38.3%)」、「安定供給に不安がある(15.4%→12.3%)」など、知識不足がスイッチングのハードルとなる状況は若干改善したものの、引き続き多い。
  • 2.添付資料

    担当

    経済産業省 電力・ガス取引監視等委員会事務局
     取引監視課長 鎌田
     担当者:曽根、間瀬
     電話:03-3501-1511(内線4381~4)
        03-3501-1552(直通)

    公表日

    平成29年10月31日

    最終更新日:2017年10月31日
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