電力・ガス取引監視等委員会
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内外無差別な卸売等のコミットメントについて

概要

旧一般電気事業者(以下「旧一電」という。)及び JERA(以下旧一電及び JERA を総称して「旧一電等」という。)による小売市場における競争を歪曲化するような不当な内部補助を防止することや、電源アクセスのイコール・フッティングの担保を目的として、2020年7月末に、旧一電等から、内外無差別な卸売等のコミットメントを行うことが表明されました。

(参考)旧一電等によるコミットメントの内容
1. 中長期的な観点を含め、発電から得られる利潤を最大化するという考え方に基づき、社内外及びグループ内外の取引条件を合理的に判断し、内外無差別に電力卸売を行うこと
2. 小売について、社内(グループ内)取引価格や非化石証書の購入分をコストとして適切に認識した上で小売取引の条件や価格を設定し、営業活動等を行うこと

これまで、制度設計専門会合及び制度設計・監視専門会合において、旧一電等による内外無差別な卸売等のコミットメントに基づく各社の取組状況について、その評価方針や評価結果を継続的に審議してきました。 2024年10月、関係者間で改めて本取組に係る認識を共有することを目的に、第45回制度設計専門会合(2020年2月)における不当な内部補助防止策の議論から、第98回制度設計専門会合(2024年6月)までの議論のうち、内外無差別な卸売に係る内容を整理しとりまとめた文書「内外無差別な卸売等のコミットメントに基づく評価の考え方」の作成を行うこととし、本文書案について、行政手続法に定める意見公募手続(パブリック・コメント)を2024年10月~11月に実施しました。 この度、同意見公募手続及び電力・ガス取引監視等委員会における審議を経て、本文書を以下のとおり策定しましたのでご覧ください。 (初版:2025年3月17日)
なお、内外無差別の評価の考え方については、今後も、電気事業を取り巻く様々な状況変化も踏まえ、必要に応じて、制度設計・監視専門会合における審議を経て、改定し得るものです。また、第99回制度設計・監視専門会合以降に行われた、内外無差別な卸売に係る審議の結果については、4.をご参照ください。


1.とりまとめ文書

2.関連資料

3.参考 これまでのフォローアップに係る審議会資料

 2020年7月末に旧一電等からコミットメントを行うことが表明され、2021年度から各社における運用が開始されて以降、制度設計専門会合、制度設計・監視専門会合において、計8回のフォローアップを実施してきました(2025年3月時点)。

4.参考 第99回制度設計専門会合以降の内外無差別な卸売に係る審議会資料

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