委員長挨拶

電カ・ガス取引監視等委員会は、電カ・ガスの全面自由化をはじめとしたエネルギーシステム改革を進めるため、2015年9月に発足しました。私は2021年9月に電カ・ガス取引監視等委員会委員長を拝命し、「市場の番人」として電力・ガス市場において厳正な取引が行われ、料金等の審査により消費者保護がなされているかを監視するとともに、また電力・ガス市場における競争促進やルールづくり等を進めてまいりました。
発足から3期9年が経過した電力・ガス取引監視等委員会は、これまでの委員会の活動実績等に対して有識者・実務者による組織検証を行い、本年(2024年)6月に新たな委員会としてのミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を策定いたしました。本年9月から始まる第4期においては、新たなMVVの下、卸電力市場やベースロード電源市場、需給調整市場などの市場監視、ネットワーク部門における中立性・公平性・効率性の確保に加え、長期脱炭素電源オークションや非化石価値取引市場の監視などを通じたGXの推進にも取り組んでまいります。
電力・ガス取引監視等委員会では、市場監視やルール整備等を通じて、エネルギー産業の競争力強化、国際化、健全かつ持続的な発展につなげてまいります。
電カ・ガス取引監視等委員会
委員長 横山 明彦
最終更新日:2024年10月31日